英語イメージリンク編集部

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英単語の丸暗記から卒業!?楽して英単語を覚える3つのステップ

英会話学習のネックの一つに

英単語の意味を暗記しなければいけない

というものがあるのではないでしょうか?私の知人も英会話に興味はあるものの「英単語を覚えなければいけない」と考えるとどうも気が進まないんだよね、と口癖の様に言っています。

私も受験英語の時に英単語は物凄く苦手だったのでその気持ちはすごくわかります。こんにちは、英会話イメージ編集部の今井です。

実はみなさんが思っている以上に英単語を覚えることは簡単で、英会話では英単語の意味をノートに書いたり、単語帳を持ち歩いたりして暗記する必要はありません

予備校時代、英単語のテストで40人いる生徒の中で最後まで英単語を覚えられず居残りさせられていた私が保証します。

今回はそんな私が実際に今でも実践している「簡単に英単語を覚える方法」を実際の英語を用いて紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。

1.英単語に対応する日本語の意味にこだわりすぎない

英単語を覚えるときにやりがちなのが「かっちりと意味(訳)をあてて覚える」ということです。

第二言語を学ぶ上で辞書を利用することは仕方のないことなのですが、あくまで辞書に書いてある意味は「参考」という程度に留めておきましょう。

若しくは、最初はなかなか実感できないと思うので参考という考え方もあると言うことを頭の片隅においておくのも一つの手です。

辞書に書いてある意味にこだわり過ぎてしまうと、本来は他の意味で使う用例が出てきてしまった時に対応できなくなってしまいます。*1

fire:火、火炎、炭火 (weblioより)

例えば「火」という意味をweblioで検索すると上記の様な意味が出てきます。もし、「fire=火」という意味だけを覚えていたら

You're fired!*2

といわれた時に、「え?俺が"火"?どういうこと?」と混乱し、「火」という意味にこだわるあまり他の意味が考えられなくなってしまいます。

例えその場は意味がわからなくても、取り敢えず「この場合の"fire"は"火"という意味ではなさそうだ」となんなく思えることができればOKです。

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スティービー・ワンダーの"I need the fire~"は炎が必要という意味です

2.英単語の意味ではなく、使われている状況を意識する

社会人になって普段使っていた言葉が実は失礼に当たる、ということを知ったという方は多いのではないでしょうか?

私も恥ずかしい話ですが、「お疲れ様です」というあいさつは取引先の相手には使わないほうがベターということを社会人になって知りました。大学生の時にところ構わず使っていた「お疲れ様」にもTPOがあったんだ!?というわけです。

これは周りの先輩の使っている言葉遣いを観察していて気付いたことなのですが、英単語もこれに似ています。

ある時、口の悪い後輩についてネイティブと話していた時に「口に気をつけろって注意するときは英語でどうやって言うの?」と聞いたところ

watch your tongue

と教えてくれました。直訳すると「お前の舌に気をつけろ」となるわけですが、その時に「注意を払う」というのはwatchなのか、となんとなく"watch"が使われるイメージが掴むことができました。

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日本だと"口に気をつける"、ネイティブは"舌に気をつける" 発想は似ていますね

3.自分の持つイメージで実際に使ってみる

"watch"が使われる状況やイメージがある程度わかったら、自分なりにそのイメージを基に使ってみます

私の場合"watch"のイメージは注意を払う・促す時に使うというイメージができたのでネイティブ相手に以下のように使いました。

  • Watch his ass!(お腹が痛いと言っているネイティブに対し)
  • Watch your foot!(暗がりを歩いているネイティブに対し)*3
  • Watch your glass(酔っ払ってコップをこぼしそうなネイティブに対し

このように実際に使ってみることで自分のイメージを定着させ、自分のものにしていきました。実際に自分のイメージを基に使っていると不思議と覚えてしまうので「暗記している」という気分になりませんし、あくまでも自分の感覚で理解していくので無理なく自分の知識として定着していきます。

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千里の道も一歩から 着実に、確実に一歩ずつ踏み固めていきましょう

まとめ

今回は、苦労することなく英単語を覚える方法を紹介しました。

1.英単語と日本語の意味を対応させて覚えない。

2.英単語の日本語の意味ではなく、使われている状況を理解する

3.実際に自分の理解で使ってみる

この3ステップで簡単に知識として定着させることができます。自分の知らない意味や使い方が出てきても動揺することなく、そういう使い方もあるんだ

という態度で挑めば、英単語も自然と身に付いていくはずです

*1:日本人だけではなく、どの国の人も第二言語を学ぶ時にはこうなります

*2:「お前はクビだ!」という意味です。言われたくはないですが・・・

*3:Watch your stepが正確な言い方です