英会話学習が長続きしない人に抜けている『3つの理由』
俺の教えをしっかり守れば英会話話せるようになるで。
我流でやるのもええけど、英会話をマスターした人のアドバイスを一度ぐらい聞いてみたらどうや?自分らはいつも我流でやるから挫折するんやで。
こんにちは、英会話イメージリンク編集部のブラックイマーイです。*1
さて、新年度や新学期が始まる季節ですが、これを期に英会話学習を始めようと考えている人も多いのではないでしょうか。でも、長続きしない人が大半です。
どうして英会話学習って長続きしないのでしょうか。実は次の3点ができていないから長続きしないんです。
- 英語を自分の興味のある分野に引き寄せる
- 英語ができないことを「当たり前」だと受け入れる
- 英語に対して違和感を抱かない
今回は、この3点に焦点をあて苦労せずに英語学習を続けるための考え方を紹介します。
「自分には英会話は無理」「自分は根性がない」「続けられるかなぁ」
そう思っている方は上記の3点を実行し、自分を責めることから卒業して「攻めの姿勢」に転換しましょう!
今回のお話は長いので、覚悟して読んで下さい。少し毒舌になっていますが、絶対に「挫折した経験のある」皆さんにオススメの内容となっています。
英会話学習が長続きしない理由その1
自分の英会話軸を持ってない
英会話学習を長続きさせられない人は、大体「自分の興味のない分野」で英語を勉強しています。
傍目から見ても、「ほんとにそれ面白いと思ってんの??」と思ってしまう参考書を選んでいる方が大半です。
今まで自分が買ったものの、最後のページまで学習できなかった参考書や学校の教科書を
本当に内容に興味があるか
という視点で一度読み返してみてください。ワクワクするようなところ、ありますか?きっと答えは「No」だと思います。
学校の授業のように「一方的に習う」というスタイルに慣れてしまうと、「自分で選別する」という感覚がどうしても抜け落ちてしまうんですよね。
「英語学習法はつまらないものだ、辛いものだ」という先入観があり、それが当たり前だと思っているから、興味のない、面白くもない学習書を買ってきてしまう。
それではダメです。だからこそ「英会話軸」を作って下さい。
英会話軸とは、「自分にとってその教材やフレーズ、英単語が役に立つのか、あるいは興味のあるものか」など、自分で判断するための基準です。英会話ができるようになった人はそれぞれの「英会話軸」を持っていて、「自分の興味のある」分野から英会話学習を始めています。
- マイケル・ジャクソンが好きで、彼のスピーチを生で理解したかったから
- 海外の武術が好きで外国人インストラクターとコミュニケーションとりたかったから
- 外国人のおねぇちゃんと仲良くなりたかったから
- 米軍が好きなので、アメリカ軍基地のお祭りで兵士に色々聞きたかったから
- 『賭博黙示録カイジ』を外国人に紹介したかったから
上に挙げたどの理由もマニアックすぎて、他の人が聞いたら「そんな理由!?」とピンとこないかもしれません。しかし、これらは全部、実際に英会話をマスターした人の「リアルな」動機です。
大半が「学校の教科書になかなか載せられない」ような、私利私欲にまみれた理由ですが、そのような理由が一番、英会話学習のモチベーションにつながるんです。
狭い範囲でいいので、本当に自分が興味を持っていることをさらけだして、この分野のことを考えていると「わくわくする」。こういう軸を作り、その軸を基準にして学習内容を選別してください。
他人が用意した「模範的な」分野ではなく、あくまで「自分の興味のある」分野で学習する。それを意識してください。
当然、私の場合はミリタリーと武術がモチベーションでした
英会話学習が長続きしない理由その2
英会話を「0%」か「100%」で考えている
最初から「全部」英語にしようとしていませんか?どうやったって最初から全部を英語にするのは無理です。
- ネイティブと実際に話す
- 英語で日記を書く
- リスニング教材をやる
など、どんな学習法でもいいですが、いきなり全部を英語化しようとするのは事前練習なしにフルマラソンに挑むようなもので、完走どころか倒れて病院送りになるのは目に見えています。
自分の英語力を良い意味で過信せず、出来ない自分を受け入れて下さい。最初は「こんな練習量や練習時間で大丈夫か?」という程度でOKです。
- 英語で日記を書くのなら、表現できないところは日本語で書く
- ネイティブと話すのなら、分からないところは日本語で話す
- リスニングなら、聞き取れなかったところはそのままにする
最初は日本語99%、英語1%の割合になってしまうかもしれませんが、この状態を受け入れて下さい。
日記帳の表紙にはEnglish Diaryとか書いているのに、
中身は殆ど日本語だよぉこれじゃぁただのルー大柴の日記帳だよぉ誰かに見られたら恥ずかしいよぉふぇぇ
となるかもしれませんが、それでいいんです。できないことを受け入れて、徐々に日本語の割合を減らしていってください。最初から100%を目指すと、どこかで挫折します。
ステップバイステップ、本当にそれしかありません
英会話学習が長続きしない理由その3
英語に対して違和感を感じている
私たち日本人にとっては、英語は第二言語なので存在そのものが不自然なものです。ですから大半の方が英語学習を始める前に「さあやるぞ!」と気合を入れています。
でも、毎日毎日「英会話を勉強しなきゃ」と思っていると、しんどいですよね。この「気合を入れる」という行為こそ、英会話学習が長続きしない理由です。
それでは、気合を入れずに英会話学習を始めるにはどうしたらいいのでしょうか?
英語を日常生活に組み込めばいいのです。*2
英語がある生活を当たり前のものにすれば、「当たり前のように」英会話学習に移ることができます。もしかしたら、「学習する」という意識すらなくなるかもしれません。
そのためには、少しずつ英語に触れる時間を増やしていくしかありません。最初は1分でも、30秒でも構いません。歯磨きを毎日しても気にならないのと同じように、英語を日常に組み込みましょう。
私の知人で、中学1年の一学期で英語に挫折して、それから30年以上英語そのものを「避けてきた」人がいます。英語は分からなくても洋楽って聞きますよね?その人は英語を「見るのも聞くのも嫌」だったので洋楽も聞かず、英語の存在を自分の意識から「排除」していたそうです。
そんな人が、二ヶ月ほど前から英会話を始めました。最初は一日5分英語に触れることから始めましたが、今では一日10分以上英語に触れていないと「気持ち悪く」感じる様になったそうです。この人はもう「よし、英語やるか!」という気合は入れていないそうです。
「Path to Mastery」英会話をマスターするには、英語を日常に溶けこませる
まとめ
結局のところ、英会話を上達させるには「ずっとやり続ける」しかありません。
なので今回は、「◯◯すればリスニング能力が上がる、☓☓をすれば話せるようになる」というような技術的な話ではなく、「どうすれば面白く英語学習を続けられるか」という、英語学習にあたっての考え方について解説しました。
元々
- 英会話が話せるようになった人
- 英会話にチャレンジして毎回挫折する人
両者の違いはなんだろう?と思い、インタビューを繰り返していくうちに、共通点を見つけました。それが今回紹介した3点です。
- 英語を自分の興味のある分野に引き寄せる(自分の英会話軸を作る)
- 英語ができないことを「当たり前」だと受け入れる
- 英語に対して違和感を抱かない
英会話が話せるようになった人は程度の差こそあれ、今回紹介した3点を何らかの形で実践しています。
だから、続けられる。続けられると英語が話せるようになってくるので面白くてやめられなくなる。
続けられない人は、興味のない分野で学習するのですぐに挫折してしまう。それがトラウマになって徐々に英語から離れていく。続けていくモチベーションもないし、嫌な思い出もあるので再開できない。
完全に二極化しています。
『金持ち父さん貧乏父さん』ではありませんが、金持ちはどんどん金持ちになり、貧乏な人はどんどん貧乏になる。そこにあるのは能力の違いではなく、考え方の違いだけ。金持ちになるには金持ちの思考を理解する。これは英会話学習にも当てはまりそうです。